ピックの素材


セルロイド
Ibanez 1000PG-JB
セルロイド，1.0mm
Paul Gilbart シグネチャーモデル．ただし，Paul Gilbart は Ibanez のギターを使ってるけどピックは Jim Dunlop の Jazz とかを使ってるみたいなので本人使用モデルというわけではないから気をつけろ．
いちばん一般的な素材のセルロイド製．表面加工なども特に工夫はなく，すごくシンプル．なぜか赤（1000PG-CA）だけはポリ塩化ビニル（PVC）製，他の色はパールカラー加工のものも含めて すべてセルロイド．もしかして，セルロイドは赤にすると何か問題でもあるんだろうか…．
Gibson Picks Standard Style (rounded 351 shape)
セルロイド，H 0.9mm.
Gibsonは なぜかティアドロップ型のことを 351 shape と呼んでる．ちなみにトライアングル型は 346 shape（wedge style）．
Ibanez Basic Color Series CE6H-BK
セルロイド，M 0.75mm，H 1.0mm.
トライアングル型なのだけど，通常のトライアングル型のものより かなり小さく，ティアドロップ型のような握り心地．


ポリアセタール
Ibanez Grip Wizard Series Rubber Grip, PA16XS-WH
ポリアセタール，M 0.8, H 1.0, EX 1.2mm.
Rubber Grip シリーズは，なぜかティアドロップ型がポリアセタールで，トライアングル型がセルロイド（厚さもトライアングルは Medium と Heavy の2種類しかないとか，なぜか微妙に仕様がちがってる）．もうひとつの Sand Grip シリーズは どちらもポリアセタールなのに…．ポリアセタールはピッキングのニュアンスがだしづらいけど，最近はメタル系とかでニュアンスとか どうでもよいレベルで歪んでる場合も多いので，あたらしいものほどポリアセタールになってるかもしれない．
Ibanez Grip Wizard Series Sand Grip, PA18XS-WH
ポリアセタール，M 0.8, H 1.0, EX 1.2mm.
Ibanez 1000SV-MP
ポリアセタール，1.0mm.
Steve Vai シグネチャーモデル．こちらも本人が使用しているかどうかは不明．


ULTEX/ULTEM
Jim Dunlop Ultex Standard 421
Ultex®，0.60, 0.73, 0.88, 1.0, 1.14mm.
最近ものすごく利用者が増えてきたピック素材．他メーカーは ULTEM という名前で出しているかもしれない．化学物質としての名前は Polyetherimide というものらしいのだけど． ものすごく固いので，さすがの Dunlop も厚さが 1.14mm までしかない．


その他
Jim Dunlop 4100
デルリン（delrin），0.46, 0.71, 0.96, 1.14, 1.5, 2.0mm.
ずっと昔からある Jim Dunlop 不思議素材のひとつ…デルリンとかいってるけど実はナイロンじゃないんですかね？とか聞いたらダメだ．Yngwie Malmsteen がデルリンの2.0mmを使ってるのは有名な話（Jim Dunlop 41C）．ただ，猛烈に特殊な弾き心地なので，あまりオススメはしない…．
Jim Dunlop Tortex Standard 418
Tortex®，0.50, 0.60, 0.73, 0.88, 1.0, 1.14mm.
これってポリアセタールとはちがうんですかね？
Jim Dunlop Gator Grip 417
Pectra，0.58, 0.71, 0.96, 1.14, 1.5, 2.0mm.
これってポリアセタールとはちがうんですかね？？（再）

References