週刊少年ジャンプの発行部数(最高653万部)
“少年ジャンプ”の最高発行部数は,1995年新年号の653万部(正確には03-04号?).
その後,人気作品ドラゴンボールやスラムダンクの連載終了(それぞれ95年と96年に終了)を機に発行部数は急激に減少.
1998年新年号には推定415万部となり,
講談社“週刊少年マガジン”の推定445万部を下回って,約24年間守ったトップの座を明け渡した.
2006年現在の発行部数は約300万部となっている.
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    グラフの元データは
    
      Wikipedia(日本語版)の週刊少年ジャンプの記事
    
    より抽出.
    元データは新年号の発行部数だったり,年間の最高発行部数だったり平均発行部数だったりして,一定していないので統計的には問題がある.
    しかし,他によいデータ源もなさそうな感じだったので,
    新年号の単独の発行部数,年間最高発行部数,平均発行部数を混ぜて表示してある(^_^;)
    [素データはこちら]
  
 
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    大きく落ち込んでいるのが,1995年-1996年の653万部→588万部(-10%)と1996年-1997年の588万部→405万部(-31%)なんだけど,
    1996年-1997年のデータは1996年まで新年号を発行部数を使っていて,1997年以降は年間平均発行部数になっているため,
    純減ではない.
    通常新年号の発行部数=その年の最高発行部数またはそれに近い値になるため,新年号の発行部数は平均発行部数よりかなり高い値になる.
    落ち込みが大きい年に集計対象を瞬間最大値から平均値に変更したような状態になっていて,
    この部分を割り引いて考えないといけない.
    実際にはもう少しなだらかな下降線だったと思われる.
  
 
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    1982年,83年,84年の3年間と1997年以降が年間平均発行部数を採用している.
    他の年は新年号(または新年号相当の号;たとえば05号とか03-04号とか)の発行部数または
    その年の最高発行部数を採用している.
    しかし,1982年〜84年の3年間は平均発行部数をつかっていてもグラフに特に変化が見られないところを見ると,
    やっぱり1996-1997年の落ち込みは大きかったんだろう….
  
 
参考資料
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      Wikipedia(日本語版):週刊少年ジャンプ
    
  
 
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    朝日新聞 文化部(編):『アニマゲDON アニメ・マンガ・ゲームのトップクリエーター66人へのインタビュー』,朝日新聞社,2004.
    週刊少年ジャンプ編集長になった“Dr. マシリト”(鳥嶋和彦編集長)のインタビューが載ってる.
    もちろん最高発行部数を記録したときのこと,発行部数の回復策についてのお話も載っています.
   
はたいたかし
2006-07-26