東京の自然災害リスクは世界主要都市平均の23倍

100年前の今月(1906年04月),サンフランシスコがマグニチュード7.8の大地震に見舞われて 3,000人以上の死者がでたということで, 全米でも自然災害に対する関心が高まっているご様子.

ポピュラーサイエンス2006年4月号によると, アメリカの主要都市で自然災害に対して最も脆弱な都市は今でもサンフランシスコなんだそうで, 世界第2位の再保険会社Munch Reのリスク指数によると, 巨大メトロポリタン地域の平均値31に対し, サンフランシスコのレーティングは167(約5倍)なんだそうです.

と,ここまでは,単にへぇ〜な話なんですけど, この話でちらっと触れられている話が聞き捨てなりません. というのが,“サンフランシスコのリスク指数を超えるリスク指数をもってるのは世界中の都市でも東京だけ”なんだそうです. 東京のリスク指数は710(2番目にリスクが高いサンフランシスコの4倍,巨大都市平均の23倍)なんだとか. こういう指数というのは,あまりにも平均値から離れた突飛な値がでるところでは正確ではないことが多いし, 原点(つまり指数0の位置)や目盛りの設定が適切とも限らないので,何倍とかいう議論もなりたたないことが多いのですけど, それにしても東京の自然災害に対する脆弱さはありえないレベルだというのは,ほんとなんでしょう….

参考資料


はたいたかし
Apr. 29, 2006.
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